2014年9月9日火曜日

最新版 Google Chrome で MacType がうまく効かない時の設定の仕方

MacTypeはWindowsのフォントレンダリングをMacのようにスムースにしてくれるWindows用のフリーウェアです(→以前の記事:Windows の文字を Mac のように美しくする MacType)。ウェブブラウザにGoogle Chromeを使っている場合、Chromeのバージョンアップ後にMacTypeが効かなくなる現象が起こっていますので、原因と対処法をメモ代わりに記しておきたいと思います。



新しいGoogle ChromeがDirectWriteに対応したのが原因


Chrome バージョン37では文字描画がWindowsの新しい文字描画APIであるDirectWriteを利用した文字描画に対応しました。しかし、MacTypeはDirectWriteに対応していないため、新しいChromeではMacTypeが無効になってしまう現象が起きるようです。


ChromeのDirectWriteを無効化しよう


理由が分かってしまえば大した問題ではありません。Chromeのアドレスバーに
chrome://flags
と入力すると、次のような画面が表示されます。

(chrome://flags を表示したところ)

ここで、「DirectWtireを無効にする」という項目を有効にします(項目の背景がグレーから白になります)。すぐ下に現れる「今すぐ再起動」ボタンを押して、Chromeを再起動すると、下のような画面になります。

(これで「DirectWriteを無効にする」が有効になった)

MacTypeを起動していれば、MacTypeが効くようになったことが確認できるはずです。Chromeの設定はMacTypeを起動したままできるので、DirectWriteの無効化設定をオン・オフしてみればすぐに違いがわかると思います。