メッセンジャーアプリへの移行を強制する告知メールが！
スマートフォン用Facebookアプリからチャット機能が削除される予定、という話は、4月頃に話題になっており、Facebookも公式に認めていました。
ITmedia: 「Facebook、メッセージング機能を公式アプリから削除」 → 記事へのリンクその後しばらく、何も動きがないなと思っていたのですが、ついにFacebookから下のようなメールが。Facebookアプリからメッセージ機能はもうすぐ削除されるので、専用のメッセージアプリをインストールしてください、という趣旨です。
「Facebookのメッセージ機能に関するアップデート」と題したメール
これは、比較的シニアなユーザの多い（若者の少ない）Facebookユーザーのニーズに合致しているのかどうか、個人的には疑問に思います。メッセージ系アプリのヘビーユーザーはすでにLINEなど他のアプリを使っているし、依存度が低いユーザは、わざわざFacebookのメッセンジャーアプリなどインストールする気にならない、という気もします。
それなら、メッセージ機能が削除されても問題ないのでは？という話もありますが、Facebookのウォールやタイムラインはユーザ同士の個人的やりとりができないため、そうした時にメールの代わりにメッセージを送る、という使い方があります。無いと不便だけど頻繁に使うわけでもない、というユーザは比較的多いのではないでしょうか。
ブラウザ版Facebookのチャット機能はそのまま残る予定…iPadは？
今回の仕様変更では、ブラウザ版Facebookのチャット機能はそのまま使えるようです（文面から判断）。iPadなどのタブレット版のFacebookアプリに関しても、チャット機能は残ると報じられていましたが、今回届いたメールにはタブレットがどうなるかは詳しく書いてありません。
筆者は、時々グループチャットを使っているので、iPhoneのFacebookアプリが「改悪」されるのは困ったなあというのが正直な感想です。ほとんど使わないメッセンジャーアプリをインストールするのは面倒です。いっそ、Facebookアプリそのものを機能強化してくれたほうが良いのですが、どうしてもメッセージアプリを単独アプリとして前面に出していきたいというFacebookの戦略なのでしょうね。
（2014/08/11 追記）
この週末、実際にモバイル版Facebookアプリからメッセージ機能が削除された模様です。Facebookアプリのバージョンアップと連動するのかなと思ったらそうではなく、画面下の「メッセージ」のアイコンをクリックすると
「○○さん、チャット機能はMessengerに移動しました」とメッセージが表示されます。メッセージ機能を使っている人はインストールボタンを押すしか選択肢は無い訳です。Facebookのやり方にはまったく好感が持てませんが、仕方ないですね。
