2014年6月11日水曜日

ソフトバンクの「通信速度の低速化(7GB)」 - 速度回復の「自動申込」設定の危険性をご存知ですか?

iPhone 5s でテザリングを頻繁に利用していると、簡単に「7GB/月」を超過しそうになります。ソフトバンクでは7GBを超過すると、請求月末まで 128Kbps という超低速の通信速度に制限されてしまいます。(→関連記事:ソフトバンクのデータ通信制限は 7GB/月 だけではない - 「3日で1GB超」で課せられる速度制限がキビシイ



速度制限がかかっているかどうか調べる


速度制限のかかった状態では、メールやメッセージなどはなんとかやりとりできますが、ウェブブラウズなどはかなり困難になってきます。見るサイトにもよりますが、「フリーズしちゃった?」と勘違いするくらい遅くなります。

7GB超えによる通信速度制限がかかっているかどうかを調べるには、My Softbank にログインし、
  • (iPhone)[メニュー]-[人気のメニュー]-[ご利用のデータ通信量を確認する]-[ご利用状況の確認]
  • (PC)[通信速度の状況を確認・変更する]-[ご利用状況の確認]
で確認出来ます。「ステータス」が「通常」となっていれば大丈夫、「低速」となっていれば、128 Kbpsの通信速度制限がかかっています。


2GBごとに2,500円で低速化が解除できる


通信速度の低速化(7GB)が適用されている場合でも、2GB ごとに2,500円を支払えば、低速化を解除する(通常速度に戻す)ことが可能です。解除の方法は

  • 「My SoftBank」 から
  • 「ご利用データ量お知らせメール」 中の申し込みリンクをクリック
  • ソフトバンクに電話する

の3通り。手続き後、最大5分で通常速度に戻るようです。


「自動申し込み」とは?


My Softbank の「ご利用状況の確認」には「自動申し込みの設定」というのがあります。これは、7GBを超えそうになったら自動的に2500円払って速度低下を回避する、という設定に関するものです。利用者は、自動申し込みを自由に設定・解除できる(月単位)ことになっており、自動申し込みの一時停止は即時に設定可能です(一時停止設定は翌月には復活します)。

7GB/月では足りないことがわかっていて、最初から2GBごとに2,500円を払うつもりがあるならば、この設定は便利な機能と言えると思います(SUICAのオートチャージみたいなものですね)。


「自動申込あり」に設定されていませんか?


筆者が iPhone 5s の契約をした時、7GB/月 のリミットについては説明を受けましたが、この「自動申し込み」機能については特に説明はされませんでした。

しばらくして、筆者の契約は、頼んでもいないのに 「自動申込あり」 に設定されていることに気が付きました。7GBで自動的にリミッターがかかると思い込んでいたのですが、実は勝手にお金を払い続けるように設定されていたわけです。もしかすると、ソフトバンクショップではデフォルトで「自動申込あり」に設定するようにしているのかも知れません(だとするとほとんど詐欺同然なので困ったものですが)。

筆者は、すぐに「自動申し込みの設定」から、この不要な設定を解除しました。みなさんも一度、自分のiPhoneの契約がどうなっているか確認してみてはいかがでしょうか?