2013年12月16日月曜日

iPhone で「明るさの自動調節」を上手に使うには

iPhone には「環境光センサー」が搭載されています。iPhone では iOS の[設定]-[壁紙/明るさ]の[明るさの自動調節]がデフォルトでオンになっており、照明を落とした室内から、明るい屋外まで、周囲の明るさの変化に対応して Retina ディスプレイのバックライトの輝度が自動的に調節されるようになっています。

この「明るさの自動調整」、上手に使うためには少しコツがあります。



「明るさの自動調節」 はユーザーの好みを学習する


「明るさの自動調節」では、「周囲がこの明るさなら、画面の明るさはこのくらいがオススメ」というような、デフォルトの自動調節だけを提供しているわけではありません。環境光の明るさに対して、どのくらいの画面の明るさが良いかは、ユーザによって好みが異なるので、学習する機能を持っています。

好みを覚えさせる方法はとても簡単で、
「明るさの自動調節」をオンにして、スライダーを好みの状態に設定する
これだけです。

「明るさの自動調節」をオンにした状態で iPhone を使っていて、明るさの調節が気に入らない時には、その都度[コントロールセンター]を表示し、スライダーを調整して明るさを好みの状態にしましょう。これで、ユーザーの好みが記憶されます。


「手っ取り早いリセット」の方法


セッティングが気に入らなくてどうしても今すぐリセットしたいときには、
「明るさの自動調節」を「オフ」→「オン」
これで忘れてくれます。「オン」にした後は、すでに書いたように、随時スライダーを調整して好みの明るさを iPhone に示してやれば、そのうちに好みのセッティングを学習してくれます。


例えばこんなやり方はナンセンス


幾つかの記事にかかれているような方法、例えば、iPhone を暗闇に置いた状態、または環境光センサーを覆った状態で、「明るさの自動調節」を「オフ」、スライダーを最小にしてから一旦スリープ、(暗いまま)スリープ解除して再び「明るさの自動調節」を「オン」にする、という操作で、それらしい効果が見られるのですが、あまり意味が無いのでおすすめしません。たしかに「オン」にした時にスライダーが動きだす様子が見えるので、
"iPhone、頑張ってくれてるなあ~"
という気分にはなれますが、ある意味それだけです。もっと大事なことは、iPhone に自分の好みを学習させることのほうです。


設定のコツは…


繰り返しになりますが、あえて設定のコツを挙げるなら、
◯ 自分がよく使う環境での好みのセッティングをiPhoneにきちんと教える
ことです。自分の好みを覚えさせましょう。
☓ 「真っ暗」と「明るい屋外」の2点で校正しよう
というような設定の仕方だとせっかくの機能を生かせません。