2013年11月26日火曜日

iWork でギリシャ文字や記号を入力する方法

iPad Air がようやく届きました。

今回 iPad を購入するにあたり、Office 系の文書作成をできるだけ iWork (Pages、Numbers、Keynote) に移行してみたい、という考えがあります。

今、新しく Mac や iPad、iPhone などを購入すると、それぞれの環境(OSX、iOS)で利用可能な iWork が無償で提供されるようになりました。iCloud にデータを保存するように設定しておくと、いつでも、どのデバイスでも、自分の最新のドキュメントが使えるようになります。ブラウザから iCloud にアクセスすると、Web版の iWork も(β版ですが)利用できますので、作業環境を選ばず、スムースにドキュメント作成ができるでのはないかと思います。完全な互換性はありませんが、iWork への MS Office ドキュメント(Word、Excel、PowerPoint)の取り込みや書き出しもできますし、PDF出力もできます。



さて。
これまで Windows でも Mac でも MS Office を中心に使ってきた私が、今回 iPad で Pages を起動して、英文の入力をしてみた時に気づいたこと。

「α」とか「β」とか、その他の記号類を入力するのに、Word だと、メニューから[挿入]-[記号と特殊文字]を選んで入力、2回めからは面倒なので入力済みの文字をコピペする、というのが私のいつものやり方だったのですが、Pages にはそんなメニューは存在していません…

どうやって対応するか。
  • やり方その1 ギリシャ語(Greek)キーボードを使う。
確かに。 「ab」と打ち込むと「αβ」と入力されます。でも記号は…?

  • やり方その2 日本語変換に頼って入力する
今回は、こちらをおすすめしておきたいです。

まずは、とにかく、「あるふぁ」を日本語変換して「α」と確定してみてください。
入力位置のフォントが英文フォントの場合は、ちゃんと英文フォントの「α」が入力されていることがわかると思います。日本語フォントで「α(全角)」と入力された場合は、この「α(全角)」を選択して、フォントを英文フォント(Timesなど)に変更してみてください。ちゃんと英文の「α」になります。

記号なども同じで、とりあえず日本語変換で入力して、それを英文フォントに変更すると、対応する英文記号がある場合はちゃんと対応する文字が表示されます。

昔からのOfficeユーザ(Office 2000 以前からのユーザ)は、この「α(全角)」は、どうやっても、英文のフォントの「α(半角)」にはならない、全くの別物なので、使ってはダメ、と教わってきたのではないかと思います。

実は、Unicode ベースになっている最近のソフトでは、「α(全角)」と「α(半角)」はフォント変更時にきちんと対応する文字が表示されるのですよね。この点については、iWork も Office も同じです。今回は、iWork で記号と特殊文字の挿入メニューが見つからない、ということで、期せずして学習することになりました。

(ところで、「ギリシャ文字はSymbolフォントで入力する」というやり方も、未だにやっている方がいらっしゃるのではないかと思いますが、Unicode への移行が進んだ現在、これはもう推奨されないと思います)

せっかくなので、iWork でいろいろやってみたいと思います。

(→ 関連記事: iPad の Numbers にテキストで書かれた表データを読み込ませる方法